

医療法人財団 明理会
イムスケアふじみの
( 介護老人保健施設 )


介護福祉士の資格取得後も、介護職としての専門性を高めていきたいと考える方は多いはず。老健「イムスケアふじみの」には、IMS(イムス)グループの手厚いキャリア支援制度を活用し、さまざまな資格を取得した介護職がたくさん活躍しているそうです。働きやすさも整っていて、結婚・出産後も自分らしいキャリアを実現しやすい職場らしいので、さっそく見学に行って確かめてきます!
- 形 態
- 介護老人保健施設
- 所在地
- 埼玉県ふじみ野市/上福岡駅
- 定 員
- 入所150名 通所リハビリテーション49名

玄関
イムスケアふじみのへのアクセスは、「上福岡駅」と施設を結ぶ無料送迎バスが便利。敷地内には職員用駐車場もあり、マイカー通勤者も多いとのこと。玄関で迎えてくれたのは、認知症専門棟の所属長を務める介護主任さん。「ようこそ!私は入浴介助専門のパート職員として入職後、介護福祉士の資格を取得し、現在は管理職を務めています。当施設には、年齢・経験に関係なく、やる気のある人材が思いきり活躍できる環境があるんですよ」。


廊下
まずは、IMSグループのポスターを紹介していただきました。「全国に多くの病院・介護施設を展開する大規模な医療グループで、近隣にもグループ施設が複数あります。転居時やスキルアップ目的での異動も可能で、グループ病院から異動してきたスタッフも何人かいます。グループメリットとして、研修制度やキャリア支援が充実しているほか、本部主催の集合研修・オンライン研修もあり、実務者研修などは従業員価格で受講できます」。


看護部長室
お次は、幡野看護部長にお会いしました。看護部長もグループの急性期病院や訪問看護事業所の勤務を経て赴任されたのだとか。「病院勤務が長かったため、当施設で初めて介護のプロ達と出会い、能力の高さに驚かされています。利用者様はスタッフと関わることで自分らしさを取り戻し、どんどん元気になっていくので、当施設の在宅復帰率はとても高く、老健として最高ランクの『超強化型』の算定要件を満たしています」と、看護部長。


入所フロア
入所フロアに伺い、新人介護職への指導風景を見学しました。外国人スタッフも活躍しているのですね。「はい。EPA(経済連携協定)などで来日した外国人スタッフが複数名勤務していて、はじめて介護の仕事に携わる方も多く、1対1のOJT体制を整えています。入職時は無資格・未経験でも、働きながら資格が取れるようにサポートしているので、介護職の約8割は介護福祉士資格を有しています(2025年7月)」。


居室
居室を覗くと、看護師さんが活躍していました。「当施設では、医療依存度が高い方も積極的に受け入れているため、看護師を手厚く配置することはもちろん、医療的ケアの中でもニーズの高い『たんの吸引』と『経管栄養』を介護職も実践できるように、喀痰吸引等研修の受講を推進しています。IMSグループ主催の喀痰吸引等研修なら従業員価格ですし、当施設には指導看護師が複数名勤務しているため、職場で受講可能です」。


スタッフステーション
スタッフステーションに伺うと、多職種カンファレンスが行われていました。「多職種協働のチームケアを推進する当施設では、職種間の意見交換・情報共有の場をとても大切にしています。このようなカンファレンスを重ねることで、『みんな同じチームの仲間』という意識が定着し、お互いの意見を取り入れながら利用者様の笑顔につながるケアを検討することができています」と、皆さん。それは素晴らしい!


廊下
入所フロアの一角では、STによる言語聴覚療法が行われていました。「当施設には、PT・OTだけでなくSTも在籍していて、口腔機能の低下を防ぐ訓練や食事評価などをしっかり行っています。また、在籍する歯科衛生士や、訪問歯科に訪れる地域の歯科医師とも連携して、口腔ケアにも力を入れていて、高齢者に多い誤嚥性肺炎の予防に取り組んでいます」と、介護主任。


認知症専門棟
認知症専門棟に行くと、認知症介護実践者研修を修了した介護福祉士さんにお会いできました。「業務貢献につながる外部研修は勤務扱いとなり、研修費用も職場が援助してくれるため、認知症介護実践者研修や認知症介護実践者リーダー研修を修了するスタッフが年々増えています」。施設内研修も充実していて、介護ラダーを取り入れて、月1回以上は勉強会や動画視聴研修を実施しているとのこと。


通所リハビリフロア
つづいて、通所リハビリフロアへ。「地域密着型の老健として、退所後は通所リハビリで在宅生活をサポートし、利用者様・ご家族との長いお付き合いを大切にしています。PT・OT・STによる機能訓練の実施はもちろん、体操や趣味活動などのレクリエーションや、季節行事も充実させていることが特徴です」。入所フロアでもレクリエーション・季節行事を行っていて、特に敬老会が好評なのだとか。


居室
つづいて、2024年に導入した見守り支援システムを紹介していただきました。「すべてのベッドにセンサーマットを備え付け、利用者様に異変があればこちらのタブレット端末に通知がくるため、人手の少ない夜間帯の見守り巡回の負担が軽減しました。今後はインカムと電子カルテも導入できるよう準備を進めています」。業務の負担軽減や効率化に向けて、最新技術を積極的に取り入れているそうです。


廊下
最後は、ママさん介護スタッフさんにお会いしました。仕事と子育ての両立は順調ですか?「はい。残業が少なく、希望休も通りやすいため、子どもとの時間を大切にできています。当施設は埼玉県が取り組む『多様な働き方実践企業』の認定を受け、日勤常勤・時短勤務・パート勤務などの選択肢も設けていて、女性だけでなく男性職員も育児に積極的に関われる職場づくりを進めているんですよ」と、ママさん。今日はありがとうございました。

帰り道

――お疲れさまでした。キャリア支援制度が充実した老健、いかがでしたか?
- 外部研修参加や資格取得をサポートする体制があり、介護職の約8割が介護福祉士資格を有しているだけでなく、更なるキャリアアップを目指して認知症介護実践者研修・認知症介護実践リーダー研修・喀痰吸引等研修・実習指導者研修・実務者研修教員講習などを修了したスタッフさんが複数いました。やる気があれば、無資格・未経験者も大歓迎だそうで、新卒や社会人から介護業界に転職された方、外国人スタッフなども活躍していました。
――働きやすさはどうですか?
- リーズナブルな職員食堂や職員寮、職員専用の駐車場、無料送迎バスなど、働きやすさにつながる福利厚生が充実していて、仕事と子育ての両立を支援しています。また、部署の壁を感じない風通しの良い職場環境も魅力で、スタッフ同士の仲の良さも働きやすさにつながっていると感じました。
――では、ここはちょっと、というところは?
- 歴史ある施設なので、設備などが気になる方もいるかもしれません。ただ、老朽化した設備は随時リニューアルを進め、最新の介護設備やデジタル機器も積極的に活用しています。2024年には、すべてのベッドに見守り支援システムを導入し、スマホやタブレット端末も各フロアに配布されたとのこと。また、電子カルテやインカムの導入準備も進んでいて、業務の効率化と負担軽減を一層図っていくそうですよ。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 管理職の皆さんが気さくな人柄で、現場との距離が近かったです。定期的な個人面談ではキャリア形成のアドバイスや業務の相談に乗るだけでなく、個々が希望する働き方を実現できるように、子育てなどの家庭の事情にも寄り添っているそうですよ。
働きながら資格を取得し、介護のプロを目指したい方
チームワークの良い職場で、結婚・出産後も働き続けたい方